コンポーネント選択の手引き

 お客様の用途に合わせ、弊社製品によるシステム構成を分かりやすく提案します。最新の開発成果を中心として、これまでよりもさらに自然で心地よい音楽の響きをご提供します。併せて、それらの核となる新方式のディジタル・アナログ変換(D/Aプロセッサー)について解説します。

CDを聴くためのおすすめシステム

CDプレーヤー ― ディジタルを超えたディジタル。

 CDに収録された音楽をさらに心地よい響きに拡げるため、新方式のディジタル・アナログ変換(D/Aプロセッサー)を搭載しました。これまでなかなか解決できなかったディジタル特有の音質を超え、上質のアナログレコードに近い自然な音空間が得られるようになりました。

アンプ ― 軽々と音の出るアンプは、どんな音楽にも追従します。

 アンプ部は可能な限りシンプルで増幅段の少ない構成にし、何よりも音の鮮度を最優先しました。開放的で自然な響きと明快でもたつきを感じさせないスピード感で、オーディオ装置の存在を忘れさせます。新方式のディジタル・アナログ変換に対応した超広帯域です。

スピーカー ― シンプルなほど自然な音が聴けます。

 フルレンジスピーカー特有の、低音から高音まで足並みの揃った自然な音空間を再現します。シンプルなフルレンジひとつで音楽表現が十分にできるならば、2ウェイや3ウェイなどの複雑なシステムはもう要りません。

ケーブル ― 機器間をつなぐハイウェイ。

 電気的、音楽的に考慮されたケーブル類は、機器の性能を最大限に引き出すことができます。CDプレーヤーとアンプなどの機器どうしをつなぐラインケーブル、スピーカーケーブルなど、弊社が独自に設計したオリジナル製品を取り揃えています。

お手持ちのシステムをさらに音楽的に

新方式16ビットD/Aプロセッサー ― ディジタルを超えたディジタル。

 ディジタル音楽ソースに秘められた音楽をさらに心地よい響きに拡げるため、新方式のディジタル・アナログ変換(D/Aプロセッサー)を搭載しました。これまでなかなか解決できなかったディジタル特有の音質を超え、上質のアナログレコードに近い自然な音空間が得られるようになりました。本体はI2S入力のため、同軸、USB、光ファイバーなどの変換アダプターだけを交換すれば、これ一台でさまざまな音楽ソースに対応します。

I2S出力にも対応したCDトランスポート ― より理想的なディジタル伝送を実現します。

 新方式の16ビットD/Aプロセッサーと直接つなげる、I2S出力にも対応したCDトランスポートです。専用の接続ケーブルも用意しました。

新方式D/Aプロセッサーとは?

CDの音質に満足できないのはなぜ?

 CDやパソコン上のディジタル音源を聴いていて、以下のような印象をお持ちの方も多いと思います。

  • ディジタルの音はどうも無機質でつまらない。
  • 和声や倍音など、音楽的な響きが欠けている気がする。
  • 楽器固有の音色やピッチ感がはっきりしない。
  • バックの伴奏が埋もれてよく聴こえない。
  • 生演奏と違って箱庭的な感じがする。
  • 遠近感がなく平面的に聴こえる。
  • オーディオ装置で音楽を長く聴いていると疲れる。

 実を言うと、これらの症状には共通の原因があります。それは、録音時にアナログをディジタルに変換し、再生時にディジタルをアナログに戻す過程で、音楽的に大切な情報が欠落・変質してしまうからです。不自然な音に対して、人間の脳は本能的にストレスを感じ、もはや音楽として受け入れようとしなくなります。それを解消するには、ディジタル音源を再生するための、より自然な響きを作り出す新しい方式が必要です。それが、新方式の16ビット「D/Aプロセッサー」です。

DACチップはスイッチとしてのみ使用 ― 音像定位と音楽的表現の向上。

 16ビット・ノンオーバーサンプリングは、CDのフォーマットをそのまま再生し、素直でにじみが少ない音質で定評があります。DACチップはディジタル信号に追従するスイッチとしてのみ使用し、左右独立したアナログ回路専用の外部電流源で駆動することで、アナログ信号を直接得ています。これにより、音像定位がさらに安定し、緻密で厚みのある音楽的表現が向上しました。

倍音成分の位相補正 ― 楽器固有の再生音を再現。

合奏協奏曲の波形(黄色は補正前、緑色は補正後):倍音成分の多い部分で強調されている。

 ディジタル特有の位相歪みを解消するため、低域から高域まで足並みの揃った倍音成分になるように位相補正を施しています。波形の変化からは想像しにくいですが、実際のピアノの打音、ギター弦のはじく音、ヴァイオリンの擦る音などが、これまでになく生々しい、楽器固有のアナログ的な冴えた再生音になります。ヴォーカルのうしろに隠れがちな伴奏や、オーケストラの各パートが明瞭に聴き取れるため、これまでに経験したことのない立体的な音空間がリスニングルームに再現します。

超高域の倍音成分を追加 ― ディジタルを超えたディジタル。

クラリネットの波形とスペクトル:高次の倍音成分が超高域まで生成されている。
青く囲まれた倍音は、CDには元々入っていない。

 楽音の響く音空間に本来含まれる超高域は、人間の耳では聴こえないものの、空気感を再現する上ではやはり必要です。三極真空管の特性をもつ半導体回路により、ディジタル化で欠落した倍音成分を加えることで、心地よい響きと上質のアナログレコードに近い自然な音空間が得られるようになりました。いつまでも聴いていたい、リスナーに深い安らぎを与える暖かい音楽的響きが特徴です。

 ディジタル特有の位相歪みに関する研究から始まる「D/Aプロセッサー・エンジン」の開発経緯など、本製品の技術的背景については、「技術」ページの「16ビット再考と新たなアプローチ」をご覧ください。
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